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日本独自のメニュー開発を進め、チェーン展開へ

台湾で人気のマンゴースイーツ専門店を東京・原宿に開業

台湾系のカフェ、スイーツ専門店の東京進出が相次ぐ中で、 台湾で人気のマンゴースイーツ専門店「Mango Cha Cha」が東京・原宿にオープンした。 台湾産のアップルマンゴーをマイナス40度Cの急速冷凍で保存して日本に持ち込み、店内で解凍し、 獲れたての生マンゴーと同じ状態でパフェやかき氷に添えて提供する。 4月12日のグランドオープンには噂のマンゴースイーツを求めて早耳筋の女子高生やヤングOLたちが押し掛け、店内は大賑わい。店内に入れ切れない入場待ちの客が長蛇の列で並んだ。

直営店舗でノウハウを磨く

Mango Cha Chaは2008年、台北市で開業した。開業当時の店舗は6席ばかりの小さな屋台だった。新鮮なアップルマンゴーをふんだんに盛り付けたマンゴーかき氷が南国の気候風土にマッチし、たちまち人気のマンゴースイーツ店になった。現在では台湾に9店舗と中国に2店舗(青島、深圳)、クアラルンプール、ソウルに各1店舗を出店するまでになり、それに続いての東京・原宿での日本初上陸となった。
日本の店舗運営は、長野県菅平でリゾート施設「ダボスの丘」を経営するセドナグローバル(宮下美智子社長)が総代理権を取得し、運営する。宮下社長によれば「すでにFC(フランチャイズチェーン)方式での出店引合が数件きているが、Mango Cha Chaの国内2号店、3号店は直営店で運営し、日本独自のメニュー開発や店舗運営のノウハウを固めた上で検討したい」としており、当面は直営店舗で運営する。


アップルマンゴーに魅せられて

Mango Cha Chaで使用しているアップルマンゴーは、糖度が15〜16度と高く、練乳などの甘味料を加えなくても、マンゴーの甘みだけで低カロリーかき氷が提供できる。また、アップルマンゴーはビタミンA、Cやカロテン、葉酸を多く含み、美肌効果や老化防止、免疫力増加、貧血防止効果があるとされ、子供から成人まで安心して食べられる健康フルーツとされる。

そんなアップルマンゴーに魅せられて、Mango Cha Chaの総代理権を取得し、台湾生まれのマンゴースイーツに「和」の風味を加えたメニュー開発に取り組む宮下社長は「美味しくてヘルシーなマンゴーをリーズナブルな価格で提供し、お年寄りから子供まで、多くの人にマンゴーを食べてもらい、マンゴーが育む食文化をつくりたい」と抱負を語る。

もともと、Mango Cha Chaの台湾人オーナーは、親戚のおじさんがマンゴー農園でマンゴーを栽培し、日本と韓国に上質のマンゴーを果実として輸出していたことを知り、そのマンゴーを台湾の人々にも味わってもらいたいと思い、マンゴーかき氷の店を開いたそうだ。台湾のアップルマンゴーは、1954年に米国フロリダから移入され、現在の栽培面積は約7800ヘクタールに及ぶ。アップルマンゴーの特徴は、実が赤く、表面の皮は薄く、肉質が軟らかく、繊維質がほとんどない。

Mango Cha Chaのアップルマンゴーは、台湾南部の屏東坊上で生産される特上品を使っている。原宿店では、台湾のマンゴー農園で収穫されたアップルマンゴーを急速冷凍し、日本に運んできて店舗で調理し、提供している。また、一流パティシエの協力を得て、アップルマンゴーを具材にしたマカロンを制作し、提供している。「今後、マカロン以外にもアップルマンゴーのロールケーキなど、マンゴー菓子も商品化していく」(宮下社長)と夢は広がる。

宮下社長と台湾人オーナーのマンゴーに注ぐ愛着から始まったMango Cha Chaの日本事業は、これからが本番を迎える。


※月刊ビジネスサミット2014年5月号より
 

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